とある東大生のブログ

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【下克上】東大生が偏差値40の小学生を1年で御三家に合格させる 第4講【5月】

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こんにちは。とある東大生です。

 

【1ヶ月授業を終えての感想】の話の続きです。

前回の記事はこちらです。

 

todaistudentlife.hatenablog.com

 

授業を1ヶ月やってみてわかった生徒さんの特徴についてお話しさせていただいています。今回はその【後編】です。

授業を一ヶ月やってみると生徒さんの長所もわかれば、短所もわかります。前回の記事は主に長所について書きましたが、今回は短所について書きたいと思います。

 

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頭は良いのにサボり症

 

①想像以上に今まで全く勉強していなかった

 

これはある意味、ポジティブにとらえることもできるマイナス面です。

つまり、これ以上無理というほど勉強して今の成績なら厳しいかもしれませんが、全くやってない分伸びしろだらけということです。

 

むしろ逆に捉えると、今まで何もやってないのに小学6年生の4月時点で偏差値が40もとれているのはポテンシャルとして申し分ありません。

 

一方で、今まで勉強を全くしてないということは、ある点において確実にマイナスとなります。

それは、「勉強をする基礎体力がない」ということです。

 

残り一年弱という短い時間の中で結果を出そうと考えた場合、第一優先として勉強の密度を高めなければいけません。

 

勉強の密度を高めるためには集中力が必要不可欠となります。

 

今までまともに勉強をしたことがない人を教えるとなると、まず勉強をを毎日するという習慣づくりや集中力を維持する練習をしなければなりません

 

そして集中力はすぐ身につくものではないので、どうしても基礎体力作りには時間がかかってしまいます。

 

また、できれば最初の授業からエンジン全開…といきたいところですが、1回の授業時間である3時間もそれを維持するのはとても難しかったです。

 

そのため、週2回3時間で授業するつもりでしたが、週3回2時間で授業を行うことにしました。

 

②理科が壊滅的に苦手だった

 

これはちょっと困った話です。

 

今まで基本的な勉強の積み重ねをしてこなかったため、

問題を解く上で基本前提になる暗記知識が出来上がっていない、というのもありますが(※社会に限って言うと、好きだったのでちゃんと授業を聞いていたので基本的な暗記ができていた)

圧倒的な地頭の良さを誇るのに、理科だけ飲み込みが悪いのです。

(特に星座や太陽の動きといった地学関係)

 

つまり、簡単に言うと

理科アレルギーを起こしている

と考えられます。

 

理想を言えばアレルギーを持っていない方がベストなのですが、現実として中々頑固なアレルギーを持ってしまってる以上、それと向き合う必要があります。

 

そういう教科は仮に指導が上手くいったとしても、得意教科になることはありません。

超苦手ではなくなる、他の受験生に差をつけられない程度には取れるといったレベルまで引き上げるので精一杯になると思います。

なぜなら、無意識のうちに苦手意識を持っているため、どうしても勉強の時に後回しにしてしまいがちなところがあるからです。

 

この問題に対しては、最低限入試で致命傷にならないレベルに持っていくことを目標に設定し、最低限の暗記事項といったことを反復練習で詰め込もうと思っています。 

 

③計算力と漢字力が全くなかった

③は主に①の【想像以上に今まで勉強をしてこなかった】という問題の派生であります。つまり、生徒さんは考えることや理解力・吸収力といった才能の部分のポテンシャルは極めて高いのですが、努力で養えること、その代表例である漢字力計算力が完全に欠如していることがわかりました。

 

漢字力計算力は合否に大きな影響を与えます。中学受験においてはなおさらです。

漢字は国語においてダイレクトに影響を与えます。

漢字は知っているか知っていないかだけの問題なので、トレーニングを積めば、絶対に解くことができます。

入試問題における漢字・熟語・ことわざのウェイトは国語全体の10%程度なので、仮に落としたところで一見大きな影響はないように思われますが、

「確実に取れる10点」を持っているのと持っていないので、心理的にも戦略的にも絶大な影響を与えます。これは算数における計算力も同様です。

 

漢字は合っていることが前提とされます。つまり、漢字問題以外の記述問題や、社会の人名を問う問題でも漢字を間違えると減点を食らいます。頭の中では「わかっている」問題なのに、漢字ミスのせいで取れるはずだった点数をしっかり稼ぐことができない、その結果テストの感触が仮に良かったとしても思ったより成績が伸びないというケースが多々発生します。

 

計算も同様です。

特にこれは中学受験に置いて顕著な傾向なのですが、中学受験の算数は答えが合っているかのみを判断する学校が大多数(一部の問題のみ式を書かせる問題があるケースが多い)、途中計算も採点に入れる学校はかなり少数です。

つまり発想の部分が合っていても、「完答」しないと0点になってしまうわけです。計算力に難があると「早く、正確な」計算ができないので、一問あたりにかかる時間が長くなる、そして時間をかけて出した答えも正確性が低いので、

簡単に言うと二重のリスクを抱えているので、それが点数に直結してしまうのです。

 

これは非常にもったいない話です。せっかく地頭はいいのに、答えまでの道のりは見えているのに、点を取ることができない。一方で漢字や計算といった基本的なスキルは毎日の積み重ねで徐々に仕上げていくしかないので、自分のイメージと成績が重なるまで相当時間がかかりますし、それまではものすごくフラストレーションががたまると思われます。

 

「早く・正確に」を合言葉に、自分が指導できない曜日も「毎日の日課」として漢字と計算を自然と解くようになる環境作りをしてあげることが今回の受験がうまくいくかの分かれ道になるのは間違いなさそうです。

 

逆にこれが日課として定着してくれれば、「詰めの甘さ」を許さない、受験という、勝負の場に立つ人としてのメンタルも自然と出来てくるので成績を上げる上で好循環になるのではないかなと思っています。 

 

とりあえず5月21日にクラス替えの試験があるので(執筆完了時にはすでに終わっていますが)、それに向けてまずは全力を出してみてどのような結果を取るかという反応を見てみようと思います。

 

次回は【受験当日までの僕のカリキュラム・戦略】についてお話しする予定です。

 

それでは失礼いたします。また次回も宜しくお願い致します。